永井 典克 教授「フランス語初級」
パターン化された授業構成から生まれる学生の安心感と積極的な授業参加
氏 名:永井 典克(ながい のりかつ)
所 属:法学部
職 名:教授
専門分野:フランス文学、フランス演劇
対象者:法学部1年生
授業形態:演習
実施学期:2019年度通年
履修者数:29名
※ページ内のpoint!は授業のポイントです
授業内容と取材当日の授業について
授業の主な目的は、平易なフランス語の文章を辞書と教科書があれば読めるようになり、フランス語で新聞?ネットなどから情報を入手することで多面的な情報を得ること、また、簡単なフランス語を書くことでフランス語圏の人々に情報提供を求めることができるようになることである。レベル的には実用フランス語検定4級合格の実力を身につけることを目標にしている。
毎回の授業では、前回授業の振り返り、講義形式での文法の説明、問題演習およびその解説を行っている。また、ほぼ毎回、授業の最後に内容理解度を確認する小テストを行い、次回授業時にテストの解説を行っている。
取材初日(2019年10月9日)の授業は、以下の流れで進められた。
授業の冒頭、前回の授業時に実施した小テストが教員から激励のコメント(「良くできていたよ。」「素晴らしい!」「パーフェクト!」など)とともに一人ひとりに丁寧に返却された。教室内のあちこちで自然と会話が生まれ、学生相互に回答を見せ合う光景が見られた。
テスト返却後、教員からテストの解説が行われ、続けて、前回の授業内容の振り返りがなされた。語学の授業ということもあり、発音練習を頻繁に交えて行われ、また、ポイントとなる箇所はチョークの色を使い分けて(赤色:発音、黄色:文法事項など)板書がなされていたが、学生全員が元気よく発声し、ノートにはしっかりと色分けをして写していることが印象的だった。
その後、今回の授業内容(狙い)の説明がなされ、文法についての講義、問題演習?解説が繰り返し行われた。問題演習では、教員がランダムに回答者を指名するため、学生にはいつ自分に当たるのかという緊張感が生まれていた。
続いて、授業のまとめとして本日の講義のポイントについてあらためて説明がなされ、最後に小テストが行われ、授業が終了した。
学生たちにとっては、いつも同じ構成で授業が進むことによって、次は何をするのか、ある程度予測し、安心して授業に取り組んでいることが感じられ、授業のユニバーサルデザイン的な視点でのメリットを有していることがうかがえた。
教員インタビュー(Q&A)
Q.授業のポイントを教えてください。
授業の流れ
①前回小テストの返却?解説、前回授業内容の振り返り〈15分〉
②文法についての講義、問題演習?解説〈20分×3セット〉:基礎から応用へと徐々に内容がレベルアップ
③授業のまとめ(5分)
④小テスト実施〈10分〉:小テストは、教科書やノート等立即博游戏平台_立即博赌场-备用网址参照可能